心身の健康に影響を及ぼすきつい仕事
女性が多く活躍する仕事の中でも特に心身への影響が大きく、きついと感じる仕事というものが存在します。もちろんどのような仕事にもきつい部分はありますし、何がきついと感じるかは人それぞれですが、その中でも健康管理を強く意識すべき仕事について紹介していきますので参考にしてください。
心身に負担のかかる介護職
介護の仕事は夜勤があるため拘束時間が長く、体力的にきつく感じる人が多い仕事です。拘束時間だけではなく業務内容的にも利用者の身体を持ち上げたり、入浴や排泄の介助といった仕事があるため体力を使います。介護の仕事をしている人に多い悩みとして、腰を痛めてしまったという悩みがあります。また、現在介護業界は慢性的な人材不足に悩まされており、ギリギリの人数で施設を運営しているところも多く、そうなると休みが取りにくくなり働きすぎてしまうというケースも多いようです。
人と人が直接触れ合う仕事のため、対人関係のストレスも多いようです。利用者だけでなく、そのご家族との交流もありますし、チームで動くため職場の雰囲気も重要になってきます。需要が高く高齢化社会が進むこれからの日本には必須の職業ではありますが、健康管理という面でみるとなかなか難しい部分も多いようです。
ノルマの存在がきつい生命保険
営業職と言うと女性はあまり多くない印象ですが、生命保険に限って言えば女性が多く働いている仕事です。この仕事の特徴として、ノルマの存在があります。このノルマに対し、精神的に大きなストレスを抱えてしまうという女性は少なくありません。特に保険というのは消費物ではないので、新規獲得を目指すにはお客様が今加入している保険をぬけてもらう必要があります。そのため、そう簡単にいくものではありません。
人によってはノルマありの仕事の方が向いているというケースもありますが、なかなかうまくいかず悩んでしまう人も多くいます。給料面でみれば比較的高い部類ではありますが、プレッシャーを感じやすいという人の場合は健康管理に気を付ける必要があるでしょう。
命にかかわるプレッシャーのある看護師
命にかかわる仕事も非常にプレッシャーが大きいです。特に女性であれば看護師が多いでしょう。ほんの少しのミスでも、患者さんの命にかかわる事態になります。常にそのようなプレッシャーのなかで仕事をするので、ストレスは非常に大きいでしょう。
また、患者さんにも様々な人がいますので、時に理不尽と感じる言動をとられることがあります。そのような時でも熱くならずに冷静に対応しなければなりません。このように責任が重く、ストレスがたまりやすい仕事です。
職場環境や上司によっても変わる
上記のような仕事の種類にかかわらず、職場環境や上司の能力によって左右される場合もあります。例えば人員配置や仕事の割り振りといった自分では立ち入れぬ部分での決定により、急に仕事が増えたりする場合もあります。労働環境を無視し、利益優先で仕事を進めていくような上司の場合はこのようなケースになってしまう傾向があります。
もし、職場の経営方針や上司の決定によってあまりにも仕事がきつすぎるということでしたら、労働組合に意見を送ったり、転職をするといった選択を考えたほうが良いでしょう。